NFCとFeliCa
とあるツイートが伸びていたので、少し解説記事です。
クレジットカードのタッチ決済、レジ横の端末にはタッチ決済マークが付いてるのでお願いすると「対応してません」って言われるケースが非常に多くてストレスなんよね…。そのマークはなぜに付いてるのだ… pic.twitter.com/MDfrK3lNQ3
— 轟 (@katsuo_of_tokyo) 2022年11月20日
⇧これ⇧
まずこのマークは「NFCが使えますよ」って目印です。
NFC=Near Field Communication(近距離無線通信)なので、通信ができるだけです。
NFCのどの規格に対応しているかは、決済機器によります。
そして、日本はNFC先進国なので、一部規格(FeliCa)のみ普及していました。
FeliCaとは
FeliCaは、NFCの技術を使ってSONYが開発した非接触型ICカードです。
おサイフケータイや電子マネーがこれにあたります。
日本で本格的に実用化されたのは、2001年11月、JR東日本のSuicaです。
その後、Edy、iD、WAON、QUICPayなどが決済に使われるようになり、20年以上かけてFeliCa対応の決済機器が増えていった結果が現在です。
クレジットカードはなぜタッチ決済できない?
前述したFeliCaと、最近CMなどで目にするクレジットカードのVisa・Mastercardのタッチ決済ではNFCの規格が違います。
つまり、日本ではそれに対応する決済機器への入れ替えが必要になります。
これには、コストとシステムの変更などの手間がかかるので、対応が間に合っていないのが現状です。今後増えていくとは思います。
※一部クレジットカードはiD、QUICPayに対応しているので、それらで決済することはできます。
Apple Pay・Google Payは?
この2つは「スマホでNFC決済ができますよ」というだけで、規格はFeliCaとVisa・Mastercardに対応しています。表示されているマークの決済が使えるので、それに応じて、レジで伝えてください。
もちろんレジが対応してない決済は使えません。